「本を書く」(アニー・ディラード)

saikaku2009-10-15

「『あなたがあのお話を書いたの?』・・・『それともタイプしただけ?』」

それほどの違いはないと思う。意識的に書くということもあるのだろうし、無意識的に書いているときもあるのだろうと思う。そう、それほどの違いはない。まだ、自分がそうなっているわけではないが・・・少し前から、こんな言葉遊びを愉しんでいる。結構イメージを喚起することに役立っている・・・「掃除機を掃除する」、これは簡単だ。「洗濯機を洗濯する」、大きな洗濯機がいるなぁ。でも出来ないことは無い。綺麗にはなるとしても、うむ、二度と使い物にはならないだろうが。「冷蔵庫を冷蔵する」、これもできないことはない。でも二重に冷やして何の意味があるのか。「乾燥機を乾燥する」、OK。「アイロンをアイロンする」、プレス機みたいなアイロンがいるなぁ。「ミキサーをミキサーする」、壊れること間違いなし。「シュレッダーをシュレッダーする」、これは無理なんじゃないかなぁ。頑丈なシュレッダーがいる。「クレーンをクレーンする」、これは実際にもやっていることだ。「テレビ(受信機)を受信する」、これも簡単だ。映せばいい。「草刈機を草刈する」、意味が分からない。・・・ってなふうに考えていて、そう、「人間を人間(に)する」、これがいちばん難しいだろう。