2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『老人力』(赤瀬川源平)

前回の本にしても、なんとか最後まで読んでみようと思う。が、でも無理。面白くない。面白くないのに、屹度何かいいことが書いてあるのだろうという期待を持って読み進んでいく。が、でも無理。面白くなければ、どうにもならない。自然と放棄してしまう。若…

「『ゆっくり』の叛乱」(河野秀忠)

ゆっくりを登っていくというペースは、この夏の富士登山のときに実得した。8合目の山小屋から頂上まで普通2時間掛かるという登山道、大勢な人々の中を、ゆっくりゆっくり、半歩以下、或は爪先に踵が接するぐらいの歩幅で、更にそれ以下で、ゆっくりゆっく…

『人間、この非人間的なもの』(なだいなだ)

1年ぶりに再開する。特別な意味は無い。また始めたくなっただけのこと。この本の発行は30数年ほど前。まだ社会主義とか革命という言葉が命脈を保っていた時代だった。理想として信じられていた。「人間は、人間的である」という一文が当たり前ではなくて、そ…