『歓びは歌にのせて』

saikaku2006-06-26

久し振りにいい映画を観たと思う、基調には、小さいときに受けた傷を癒す、その子供を助けに行くということがある、胡散臭いという見方もできる、でも、確かにそのようなこともあるのだと、そのようなことが段々を明確なことになってきていると思う、歌うことによって、その、自分の真実なところのこと、真情というものを表現していくということができる、音楽を通して、それができる、音楽に限ったものではなくて、絵画にしても、文芸にしても、或いは、単に自分のことを物語る、そのようなことにおいても、それが魂に通じるところを持っているということ、それも可能なことなんだと思う、また、そのような力を持っていること、才能というのか、他者へ向けての才能、そう見えるとしても、真実は自分自身へ向けてのことなんだと思う、その、何かを変えていこうとする、仕事場でのこと、その、今、何かずれているところのこと、それがある、管理職というものも、その経営手腕を持っていないとみる、そのようなことにおいて、自分自身がどうしていくことができるのか、何をしていくことができるのか、その、全体として、組織として、崩壊しているということでもなく、瓦解していくという兆候もなく、でも、その、和気藹々としているという、そんなところの不安を感じる、何か、その、表面的なこととして纏まっていると、そう感じるところに却って不安を持つ、そのようなこと、新しいことへ挑戦していくということもなく、ただ、現状を維持していく方向になっている、経営方針が新しく策定されていくわけでもない、そのような雰囲気において、何をしていくことができるのか、ただ、その、できるところのこと、真実なところのこと、それを表現していく、或いは、実現化していく、そのようなことができるのだという、そのことを自らが示していく、ただ、そう、それは、自分だけのこととして、そのようなこととして、ある、行なっていく、自分だけのこととして、自己を表現していく、或いは、実現していく、真実に基づく、ただ、そのこと、それが波及効果を持つのかどうか、それも期待はしない、期待しているところがあるとしても、ただ、自己を表現していくことに意義を見出す、そのようなこと、真情を表現できるということ、そのことがいちばん強いことなんだと思う、そのことが、小さい子供を探しにいくということになるのかもしれない、その、真実なところのこと、それを求めていく、それはできる、奈良の放火殺人、いちばん焼きたかったのは、英語の参考書だったのではないかと思える。