『まほうをかけられた舌』

saikaku2008-01-13

絵を描くことが好きになって更に絵を描き続けたいと思ったときには、先ずその描き方を習うのではないだろうか。きちんとした文章を書き続けたいと思うときにも、やはりその書き方を学んでいくことが必要なのではないかと突然に思いついた。うぐいす図書館へ行く。そう、文章の書き方、小説の書き方の本も在るんだと知る。習字についても小筆で何回も何回も同じ字を書く。そして一つひとつの字の特徴や個性というものを発見していく。文章を書くこと自体においても、何かコツのようなものがあるのだろう。先ずそれを学ぶ。自己満足をしていると独り善がりのことになってしまう。多分伸びない。自分の領域で止まってしまう。その先に出られない。他者を手本としてその基本的なところを学んでいくことが必要なのだと思う。自分でも書くと同時にそのことも始めていく。篆刻においても同じ。それぞれの足場を充分に固めた上に、何か自分らしさを表現していくという段階を踏んでいく。古来、書と文と印そして画の4つの素養が文人としての必要条件だったらしい。画もある。「う〜ん、道は遠いなぁ」