物語の意味2。

saikaku2005-11-23

また、文体を戻す、衒って書くと、どうしても変なふうになってしまう、その、自然なこととして、ありのままのこととして、読みやすさとか、そのようなことは念頭から省いて、唯、思っているままに、浮かんで来る言葉そのままに書いていくこと、そのような書き方の方が、心が休まる、落ち着きを感じる、巧く書こうとすると、どうしても構えてしまって、おかしなふうになってしまう、元へ戻す、そのことの方がいい、唯、自分の為だけに書いていく、そう、自分の為だけに書いていく、それというのも、そう、何かが分かりかけてきている、だんだんと、その、人のありようということ、それが分かりかけてきている、人は、普通、地上の世界に住んでいる、そこで生活している、交通規則など、決まりを、まあ、守って、社会生活を送っている、そのようなことになっている、でも、時として、地下の世界に降りていく、或いは、地下の世界に住んでいる人に出逢う、その地下でも、地下1階、地下2階ならまだしも、地下5階とか、地下8階とか、そんなところに住んでいる、心が在住している人も居る、そのようなことになっている、そして、だんだんと、地下深くへいくに従って、その、規則ということが利かなくなってくる、社会の決まり、そんなことが通用しなくなってくる、そこでは、多分、暴力や性、或いは、死ということが身近なものになっている、人を観る、そのとき、この人は、どの階に住んでいる人なんだろうかと、それを観る、仕事場でのこと、多分、そう、普通に、地下2階3階に住んでいる人が多いのではないかと思う、また、その階まで降りていく、そして、地上へ戻って来る、そのときのこと、強迫的に手を洗う人も居る、或いは、自分の身体を持ち上げてくるのがしんどくて、腰を痛めている人も居る、或いは、多分、地上への出口を見失っている人も居る、何か、分からなくなっているのではないかと思う、そして、離れていく、そのようなこと、地下へ降りていくところ、その入り口、それが何処にでもあるということでもなくて、先ず、そのことを探していく、その地下の世界、そこへの入り口、でも、或いは、それは簡単なことなのかもしれないと、何処にでもあるというわけにはいかないが、でも、比較的、身近なところのあるのではないかという気もしている、その、地下の世界へ降りていくこと、そして、その地熱、それを感じていく、それが、生きるところでの、そのエネルギーとなっていく、地下から湧いてくるところのこと、それを受け留めていく、そのようなことをしていく、地下の世界へ降りていっても、その、地上への出口、それを見失わない為に、今、こうして書いているということもある、そう、このように書いているということがある、だから、文体を、それに見合うように、元へ戻す。