saikaku2005-12-14

今、少し、自分のことを見失っているという、そんな気がしている、多くのことを書いていても、その、真実なところのこと、そのところに行き合っていない、そんな感じがしている、だから、受け容れていくということにしても、何の本、どのような本を読んでいくのかという、そのことについても、何か、靄がかかっている、そんな状態になっている、村上春樹の全作品、それを読み始めていたが、もう一度初めからのこと、読み始めていたが、そのことも、何か、曖昧なものになっている、その前には、『豊饒の海』を読み始めたが、それも、第2巻の中ほどでで止まってしまっている、そのようなことになっている、そう、何を読んでいけばいいのかという、そのことが、少し、分からなくなっている、以前のことであれば、その、今、この本を読んでいる、そして、次には、この本を読んでいくという、そのような継続性、それを保っていられたが、今、そのようなことが、その繋がりが切れてしまっている、その、結局は、書くこと、このように書くということにおいて、その、繋がり、そのことが失われている。そのようなことだと思う、そして、またぞろ、このような状態にあるときには、その、外に目標を見つけるとか、そんなことを考え始めている、そう、何かを成し遂げるとか、そんなこと、一つのことに集中していくこと、それが大事なことなんだとか、そのように思い始めている、そう、でも、そのようなことは、今までにも、繰り返し遣ってきたことであって、そのようなことをしても、そう、外に目標を設定するということを行なっても、たとえば、その、村上春樹の全作品を読み通す、そのようなことをしても、別に、そのことが、読み通したとしても、その目標を達成したとしても、そのことが、如何に、自分自身に影響を与えたのか、そのことから、如何に、変わっていくことができたのかという、そう、そのことが大事なことであって、受け容れていくこと、そのことによって、その、変わっていくということ、そのようなことができるのかどうか、全作品を読みましたという、そのような証明書、それを得ていくということではなくて、そのことから、如何に、その、代償を求めていくということではなくて、ただ、自分自身のこととして、そう、事故の変容につながっていったのかということが、そのことが大事なことなんだと、そう、そのようなことだから、別に、どのようなことでもいい、ただ、どのようなことでも、ということではなくて、何か、その、臭覚を働かせていくこと、そう、その方向、それを嗅ぎ分けていくというような、そのようなことも必要なことなんだろうと思う、そう、そして、その方向において、その、自分にとって意味のあるところのこと、それを受け容れていく、そして、変化ということ、それを引き受ける、でも、変わること、そう、この言葉に、今の窮状を打開していくヒント、それがあるのではないかと、そんな気がしている。