『風の前奏曲』

saikaku2006-04-03

影としての存在、そのことによって、自分自身も鍛えられていくということがある、自分自身の成長、そのことが齎されていく、ただ、その、影との戦い、しかし、それは、明示的なことではなくて、そう、暗黙の領域、そこにおいて行われていく、夢の中で、そのようなことが行われていく、そのようなこと、或いは、苦しみ、そのようなことを伴いながら、そう、新しい段階へ、或いは、その、新しい技量ということ、そのようなことも育成されていく、そう、自分自身のうちからのこと、自分自身の問題として、そのようなことが起こる、また、老賢者、その存在も顕れて来る、その、自分の方向性、それを見守っている、そのような存在としてのこと、そのこと、それまで、あまりにも守られていない、或いは、自分勝手な行動、それになっていく、その、大きな器としてのこと、そのような存在が在るのかどうか、そして、その老賢者、その存在によって、その枠組みによって、その成長ということが、或いは、影との戦いということが為されていく、そのようなことなのだと思う、或いは、生まれるとき、その、音楽ということに興味を持っていくとき、蝶々が飛ぶ、蝶々、それは、魂の顕れ、プシケという言葉に共通していること、そう、その、自分の生き方としてのこと、そのこと、自由な生き方ということも、或いは、表面的には、自由に見えて、実は、その自由性ということ、或いは、保証されていないのかもしれない、そのようなことなのかもしれない、そのこと、無意識に従っていくこと、そのようなこと、決められているということでもなくて、宿命的でもなくて、でも、そのようなこと、何か、その方向性、それを持っている、混沌としていながらも、一つの大きな流れ、それが形成されてきている、そんなことになっている、その、音楽によって、或いは、ラナートという一つの楽器によって、自己を表現していくことが許されていること、そのようなこと、どのように自己を表現していくのか、そのこと、或いは、そのことを恐れている、そんな権力者も居る、そう、自己を自由であるかのように、そのように表現していく者、それを統制していこうとする者、そのようなこと、塔を積み上げていく、そのようなこと、いつかは崩れてしまう、そんなことになっていく、そのような努力、そう、同じことを繰り返していくということになっていくが、でも、無意識、そのようなこと、何か、髣髴として起こって来ているところのこと、そのことに従っていくこと、その真実性、それに従っていくこと、結局は、そのような生き方になってしまうのではないかと思う、そう、そのようなことになっていく、そう、その、タイ国の映画、心理学的にも面白い、興味のある、そんな映画だった。