『盾』2

saikaku2006-05-12

人間のうちの、そのやわらかいところ、それを守っていくこと、その為には盾が必要であると、やわらかいところのこと、確かに、そのようなところ、それがある、でも、それは、意図的には、或いは、そうではなくても、硬くなってしまう、依怙地になってしまう、そんなところがある、そう、そのようなところがある、人間関係において、どうしても自分の立場、それを守っていかなくてはいけないとか、そんなこと、或いは、自分の考えていることの正しさ、もうこれしかないと、絶対だと、そう思い込んでいるところのこと、或いは、拘っているところのこと、また、自分には豊富な経験があると、そんなふうに自負しているところのこと、そのことがあると、もうどうしようもなく固化してしまう、そう、そんなこと、でも、それは、その内部、内実、それはやはりやわらかくて、その盾そのものが固化している、頑固なものになっている、そんなことなのかもしれない、それによって、自分が守られているという、まあ、それも幻想にしか過ぎないということなのだが、でも、それに依存してしまう、そんなことになってしまう、その、受け容れていくこと、やわらかいところへ受け容れていく、そして、そのところからのこと、自分のうちから出て来るところのこと、顕れて来るところのこと、何か、それが非常に大事なもののように、その、自分の生き方を変えていく、回りのことを変えていく、或いは、世界を換えていくことになっていくのではないかと思う、それぞれのこと、その、自分自身の生き方ということ、自己を実現していくということ、そのことができていけばいいと思う、でも、そう、難しい、そのこともある、常にその反動的なところは帰っていく、そのような揺れ戻しの中で、そのようなことを繰り返していきながら、それでも、少しずつ進歩、というのか、前進しているのか、どうか、まあ、深くなっていっているという、そんなことなのではないかと思う、自分の生き方ということ、その独自性ということ、その、どのように表現していくのかということ、先ず、自分の自信を持っていくということ、自己を表現してもいいのだと、自分の感じているところのこと、それを表現していってもいいという、そう、その自信、それは、或いは、幼児期の問題なのかもしれないと思う、そう、自己を表現していくこと、そのことを受け留めてもらっていくこと、そのような環境の中で、自信ということを抱いていける、そんなことなのだろうと思う、昨今の、その、虐待ということが増えている中で、その子どもらの将来のこと、どのようなことになっていくのか、若者になってから、或いは、大人になってから修正していくことが可能なことなのかどうか、そう、そんな心配もある、でも、基本的な人間の活動として、そのようなことはあるのだろうと思う。