『ファンタジーを読む』2

saikaku2006-06-01

整合性、或いは、均衡している、そのようなところのことがあるのだと思う、今、その均衡ということが崩れてきている、それは、世界動向としてのことでもあるし、独りの人間のこととしてもある、長崎での小学生女子殺人事件の加害者の親の手記を読む、何も知らなかった、どうしてあのようなことをしたのか、気づかなかった、ということが書かれていた、それを読む、ただ、一つ、気になったところのこと、事件の数日前のこと、ある本を「読ませようとした」というところ、まあそのようなことなのかと、そのことを針小棒大に解釈するということはせずに、ただ、そのようなことなのかと、その、何か、自己といってもいいし、影といってもいいし、或いは、無意識界といってもいいし、深層世界、まあ、いろんなこと、或いは、光に対して闇の世界、或いは、竜の棲むところ、そのようなところ、その裏の世界、何か居るということ、与り知らぬとは完全には言えないが、でも、分からないところ、そんなところのこと、均衡ということ、その、自我のこと、そして、自己の世界のこと、問題は、その均衡ということをとっていく、そのようなことなのだと思う、そのことで苦労していく、或いは、臨死体験、そんなところまでいくということも起こり得る、或いは、その殺人事件、そんなことにもなってしまうこともある、そんなことなのだと思う、そのバランスが狂ってきている、世界には、イスラム教にしても、キリスト教にしても、原理主義的なこと、それが起こって来ている、何か、明示されるところのことを求めていくという、また、それに依存を深めていくという、そんなことが起こっている、ただ、独りの人間としての問題から、先ず、手始めに、というほど、これも簡単なことではないが、その問題から解決していくこと、そのことが必要なことなんだと思う、ただ、自己に従っていくということでもなくて、それかといって、理性的だと、自我だけのことを頼りにしていくということでもなくて、自己からのメッセージ、それを翻訳していくこと、そのような作業、現実に適合していく、或いは、今までのこと、現実のこと、それとの整合性、そんなことを折り合わせていくという、そんな作業が必要なことなんだと思う、そのようなこと、面倒であれば、もう、暴力に訴えるということが、戦争を仕掛けるということが、手っ取り早い、でも、解決するわけではない、問題の根を更に深くしていくだけのことであると思う、全体のこと、その均衡、それを保っていくこと、そう、どうしていけばいいのか、と、そして、一つの組織、その中におけることも、だんだんと広げていく、段階を踏んでいく、まあ、そんなことになっていくのだと思う。