『初恋』

saikaku2006-07-24

昔からもあったことなのだろうが、グループで一つの事に対処していくというあり方が増えていくのではないかと思う、単にグループということではなくて、いろいろな立場の人で構成していくという態様が増えているのではないかと思う、軽度発達障害児を含めての特別支援教育活動ということが始まっている、一人の児童に対してチームを組んで支援計画を立てるとともに、その教育に当たっていくということが考えられている、個人プレーとしてのことではなくて、複数の立場のものが集まっていくという事が増えている、或いは、企業活動にしても、それぞれの得意分野ということで提携していくというあり方が増えているのではないかと思う、或いは、金融ということにしても、シンジケートローンとか、そんな形が増えているのではないかと思う、その、今までは、個人の能力や技術をフルに発揮していくような活動が主なものであったが、これからは、人間関係、或いは、組織間の関係というネットワークを活かして、それぞれの持っているところを統括していきながら、その相乗効果を目指していくということが求められているのではないかと思う、まあ、このようなことも、インターネットを始めとしての、繋がりということが容易にできやすくなっているという状況が基礎に在ると思う、ただ、そのようなことにおいては、その独自性ということを如何に維持していくのかという問題も起こる、そのネットワークの中に埋没していくということで終わってしまうという危険性も孕んでいる、独自の能力というものも吸収されてしまえば、只のものに変じてしまうことも起こる、ネットワークの中で、如何に、その独自性を維持していく、独自性の維持というのも、何か、変な言葉遣いのように感じるが、そのことが大事なことになっていくと思う、人間関係を深めていくというか、相手の持っているところのこと、その個性というところを引き出していくと同時に、自分自身のことについても、同じことが行われていくこと、そのように考えていけば、何も反することではなくて、その繋がりの中で、自己の内から独自なものを引き出していく、そのようなあり方も可能だと思う、拘りということがあれば、恐らく枯渇してしまうであろうと思う、三億円事件を扱った映画を観る、その事件というのは、そう、なんだったのだろうかと思う、まだそのときに奪われた金が遣われていないということ、また、金額の大きさと、億という金の単位があったのだということを認識させられたことと、そして、あのときの痛快性、そのようなことも思い出していた、また、この映画は、今までの邦画にはない良さが在ると思う、そう感じる。