『三年坂 火の夢』2

saikaku2006-09-14

あれほどのこととは思わなかった、会議の場でのこと、自分の言っていることの意味を自覚しているのかどうか、そう、自分の言っていることが自分の仕事の意義を否定するものであるということが理解できているのかどうか、其処まで分かっているとか分かっていないとか、そんなことではなくて、今までの自分の生き方ということが、結局は、自分で判断して行動していくというものではなくて、他者から、或いは、親から、或いは、上司から言われるところのことを素直に聞いていく、そんな生き方、団塊の世代の生き方といえば大きすぎるのか、まあ、そのようなこと、自律的なことにはなっていないこと、そのようなこと、もう一度、自分の言っていることの意味を自覚しているのかどうか、そう、まあ、愕然とするようなことであった、でも、それで仕方のないのかもしれない、自分で判断できないということ、そのような人間にとっては、その、自分で判断するということの意味さえ、或いは、どうすればいいのかということさえ、わかっていないのだと思う、だから、ムラを作る、集団を作っていく、その中に埋没していく、その集団の意向ということに従っていくという体質、そのようなことになっていくのだと思う、そして、面白みのない人間が作られていく、まあ、そのようなことはもうどうでもいいのかと思う、そう、そのようなことばかりではないということが、何か、そのような明るいところのことが見えているから、そのようなところが感じられているから、一方で、その、暗いところのことがより暗く見えるということに、今、なっているのだと思う、判らなければ仕方のないことだと思う、より明るいところへ進んでいけばいいと思う、或いは、私自身の生き方ということが、何らかの影響を、その、表明されないところでの波及効果を持っているのではないかということも、そう、そんなことも感じている、まあ、いいのだろうと思う、分からなければ仕方のことことだと思う、諦めるとか、そんなこともしない、そう、ただ、それだけのことなんだと思う、そのようなことでいい、そのようなことよりも、その、もっと楽しいことを考えていく、共同作業としての、それぞれの意向、自分の考えているところのことを縒り合わせていくような、そのようにして進んでいく、何か、新しいものを創造していく、そう、今でも、もうそのようなことを行っている、今までになかったところのこと、新しい経験ということをしている、本当な行っていなければならないところ、でも、行かずにおいたところ、気後れしていたところへも足を運ぶ、そんなところのことがある、そう、新しいところへ進んで行く、そんなことになっている。