『自閉症裁判』３

saikaku2006-12-01

苛めが起こるということ、基本的は、学校という場が楽しいものではなくなっているということがある、或いは、学校だけのことでもないのかもしれないが、社会全体が、何か、面白みをなくしているという、そんな雰囲気になっているのかと、学校というところ、何か、苦しみの多いところのこと、そして、その、はけ口を求めていくという、そして、弱いところへ集中していく、何か、苛めるという、或いは、ゲーム感覚ということもあるのかと、その、楽しい場所へ転換していくということ、一人ひとりが、その、楽しさと思えるところのこと、楽しさを見出していける場所へと、或いは、自分という存在が認められていく場所へと、そんなことでいいのだろうと思う、でも、昔から、学校という場所は楽しいものではなかった、何か、規律とか、儀式とか、そんなことがあって、そのことが、社会性を身につけていくという、そのような訓練をする場所であるという、そんなことが言われていた、また、今もそうなんではないかと、先ず、教師自身が楽しんでいるのだろうかと、楽しい場所へ変えていこうとしているのかと、そんなことを思う、そう、自分自身が楽しめないところだと、まあ、みんなそんなことになってしまう、或いは、中には、楽しんではいけない、厳しくしていかなくてはいけないという、表面的にそのようなことを言う教師は少なくなっているのだろうが、基本的には、そんなことを根深く思っている、そんなところがあると思う、そのこと、楽しんではいけない、遊んではいけない、という禁止令を自らに課しているという、そんなところを持っている、何か、そんなところからも離れていく、人と話をすることにおいても、その愉しさということ、愉しく話をしていくということ、指示的なことは言わない、決して言わない、愉しく話せる、そのようなことをもっともっと深めていく、まあ、そう、本を読むということにおいても、愉しい本を読んでいく、というか、惹き付けられていくような、そんな本を読んでいく、そう、そのようなことでいい、どのような本にも学ぶところがあるんだということ、まあ、そうなんだろうけど、でも、それによって、どんな本でも読めるというわけではない、人の話、どんな人でも、まあ、いいことも言うだろうといっても、どんな人の話を黙って聞いていくわけでもない、関心のあるところのこと、そう、そのように判断するのは、また、別のところ、その、理解ということを深めていくことが出来るという、そのことに関心が持てる、そんなところのことへ、そう、このように考えていくことにも、深い呪縛が掛かっている、そんな気がする。