『心理療法序説』

saikaku2006-12-22

カウンセリングというもの、心理療法というもの、或いは、ヒーリングとか、何か、人間関係に関わるところのこと、人間性を再興させること、或いは、最高に発揮させていくところのこと、お互いのこととして、自分の成長に関わっていくところのこと、そのようなことを行っていく、いちばん基本的なこととしては、教育ということがある、そう、人間性の展開、そのようなこと、それが行われる、いろんな形において行われる、そのとき、もっとも肝要なところは、その距離感ということにあると思う、二原子分子模型において、それぞれの原子が最大に振動できるところの距離感、そのようなことにも関係している、その安定しているところの距離、そのようなことでもある、人間関係においても、如何に、その相手との距離をとっていくのか、お互いのこととして、それぞれの人間性が最も発揮できるところの距離、そのようなこと、近づき過ぎても、共鳴振動は起こらない、そう、指導するとか、指示をするとか、そのようなことによって強制振動させようとしても、結局は、その強制力がなくなってしまえば、止まる、自らが、その運動を始めていくところのこと、自らの生き方、自分の人生を生きていくところの力、内から湧いてくるところの力、それにはならない、勿論、遠く離れ過ぎていても、ネグレクト、そんなことであれば、其れも、自ら動いていくところのことにはならない、その適度な距離、そんなことになっていく、そう、中庸ということ、そのようなことなんだと思う、人間関係ということにおいて、その距離感を図りながら、そう、そのあり方、お互いのこととして、そのことを、自己をより表現していける、或いは、実現していけるところの、その、お互いの距離、近過ぎず、遠過ぎず、そう、そのようなところのこと、心理療法ということを、それを心掛けていくとき、そのスタンスを図ることが出来る、それを感覚的に図ることが出来る、先ず、そのようなところの資質、或いは、その為には、先ず、自己との距離感、それから始めていくことになるのではないかと思う。