「空間の征服」

saikaku2008-01-08

夢を見た。戸棚の奥に箱の酒をずらーりと並べて北叟笑んでいる、そんな夢を見た。何だったのか。確かにそのような状況は嬉しいことではある。自分にとっては、宝物にも匹敵するものなのだろうかと。それは言い過ぎか。何か大事なものを隠し持っている、という気がする。この頃、ある程度聴く練習を積んで来ている人々の集まりにおいても、私はそれぞれ相手の言うことをじっーと聞いている。自分からは積極的に話さない。話を振られて始めて自分の思いを少し言葉にしているが、聞けるだけ聞いている。そんな状態に頓に変わってしまっている。でもその場において退屈しているわけではない。それぞれの話題としていることの中に何があるのかと、まだ言葉にされていないところのことを感じとっているような気がする。そしてそのようなことがだんだんと溜まっていく。そのようなことになっている。或いは、その蓄えられていることを心の内で更に醸造しているのではないかと思える。そのようなことだろうか。