『文章のみがき方』 (辰濃和男)

saikaku2008-02-29

昨日の昼、眼鏡のフレームの溶接が外れてしまった。修理に出す。今は代車ならぬ代鏡(?)を掛けている。ピントが合っていないためか、少し暈けているのと机の上が水平になっていず左が微かに上がっているように見える。もう少しすればこの感覚にも慣れていくのだろう。その慣れた頃に元のが戻って来て、再び歪んだ世界へ戻るということになるのだろうと思う。これは何の試練なのかと。
その本を読む。いきなり、抜き書きすることに大切さを知る。今までも文章を書き写すことをしてきた。何か感じるところを持つ文章を書き出してきた。日経の記事でもメモをとることをしてきた。でも、そのメモも等閑にしてしまうことが多かった。そう、そのメモ書きから自分の文章を磨いていけることを知る。何か感じるところを持つ文章をもっともっと抜き書きしていこうと思う。
今、習字を習っている。篆刻をコツコツとしている。そして思うところを文章にしてノートに手書きをしている。その私の仕事全てのことが、「書く」ということに収斂していっていることに気付く。最近文章を書くときに気をつけているのは、一文字一文字丁寧に記していくこと。その為の習字なのか、逆に習字から丁寧に書くことへ発展して来ているのか、どちらなんだろう。篆刻にしても、今目標としているのは一刻一刻の線を綺麗に仕上げていくこと。そのことも綺麗に書くということに寄与していると思う。「文章を丁寧に書く」という目的へ繋がって来ている。そんな感じがする。統一理論のようなものだ。ただ、今もう一つ、物理を勉強し直している。そのことは何を意味しているのだろうか。