『雲のむこう、約束の場所』(新海誠)

saikaku2008-09-12

「質量の起源と考えられる『ヒッグス粒子』の発見などを目指して造られた大型粒子加速器「LHC」が10日、スイスのジュネーブ郊外で運転を始める。」

 その加速器内でブラックホールが作られ、地球も呑み込まれてしまうのではないかという危険性もあると聞いて、「ああ、このアニメにもそんな場面が在ったなぁ」と思い出した。どうも巧く本が読めていかない。篆刻も出来ない。一つのこと、ただ本を読んで手書きで纏めていく、ということ、それが拙いのではないかと思う。一つのことに集中していくに問題があるような気がする。バランスを重視していくことが大事だと思う。そのポイントが「物理」にあると気付く。そこで、もう一度「正四面体モデル」へ戻る。椅子の脚は最低3本でも立つが、それは不安定。少しでも重心が偏ると倒けてしまう。4本脚で初めて安定する。4つ、日経を通して世界の情勢を知る、本を読むことによって人間の心理について識る、篆刻・篆書を習う、そしてもう一つ、物理を勉強していく。この4つのことを正四面体の頂点に配置して、その、中央に位置している「自己」について理解していく。これが「正四面体モデル」。これでいく。また慌てない。1次元の世界で安定した椅子を作るためには2本が必要である。それは2次元の世界へ突出することにもなる。2次元の世界では3本足が必要。それは3次元の世界に立つ。では、3次元の世界で安定した「椅子」を作るためには、当然4本「脚」が要る。その残り1本の「脚」は何処に位置しているのだろうか。