『老いと向き合う介護』(冨田順子)

saikaku2009-10-05

家政婦というイメージがあるのか、ヘルパーという言葉はどうにも軽過ぎる気がする。介護というのは、身体介護や生活介助を通して、今までの人生に纏まりをつけていくということである。「影」として今までに生きられなかったところも含めて、人生を統合していくことだと思う。そう、本当は崇高な内容を持っているのだ。唯、生活習慣を維持していくとか、自立を促していくとか、それだけのことでは無い。人生の最終段階として、その哲学的或は心理的なことにおいて最終結論を出していくこと、そのことこそ支援していく目標なのだと思う。そうなのだと、だから、helper は止めて terminator にしようと、日本語で言えば「トリ」なのだ。

家政婦というイメージがあるのか、ヘルパーという言葉はどうにも軽過ぎる気がする。介護というのは、身体介護や生活介助を通して、今までの人生に纏まりをつけていくということである。「影」として今までに生きられなかったところも含めて、人生を統合していくことだと思う。そう、本当は崇高な内容を持っているのだ。唯、生活習慣を維持していくとか、自立を促していくとか、それだけのことでは無い。人生の最終段階として、その哲学的或は心理的なことにおいて最終結論を出していくこと、そのことこそ支援していく目標なのだと思う。そうなのだと、だから、helper は止めて terminator にしようと、日本語で言えば「トリ」なのだ。