『詩を読む若き人々のために』(C.D.ルーイス)

saikaku2009-10-08

些細なことだけど、台風18号の進路予想を見ていて、午前4時ごろだったのか、志摩半島の先まで進んで来ていて、伊勢湾の入り口でキュッと上へ曲がっている予想方向がどうにも不可解で、真っ直ぐに進んでいくのが自然だろうと思っていた。でも実際の進路は、本当に「目」を持っているかのように、伊勢湾への入り口が此処とばかりに90度曲がっていた。そう、予想は当たっていたんだと。予報士を改めて尊敬する。よく見れば、台風の進路というのは滑らかに真っ直ぐ進んでいくものではなくて、角角というか結構階段状に進んでいくものだと認識を新たにした。何が関係しているのだろう。地形なんだろうか。
「詩というものが何の役に立つのか」 同じことが他にも言える。「数学の勉強が何の役に立つのか?計算ぐらいは役に立つかもしれないが・・・」 「何の役に立つのか」、役立たなければいけないのかと、実用的なことでなければいけないのかと。まぁ、そんな考え方もあるのだろう。でも、詩にしても、数学にしても、自己を表現していくこと、これが大事なことなのだ。言葉を手段とするのか、数式を武器にするのか、或は、絵の具、墨、石、動作、・・・もろもろの手段がある。どの道を進んでいくとしても、如何に自己を表現するのかということであって、実用段階のことでは無いのだと思う。これは結果としてのことなのだろう。次元が異なっている。自己が関与することでもない。